これは特にお役立ち記事ではございません!
自分がFP1級の学科を学んだまとめを随時記載していきます!
ライフプランニング
FPの業務として基本的なものの一つとして「ライフプランニング」、「フィナンシャル・プランニング」があります!
顧客が「将来にわたってどう生きたいかという希望」を計画化することを「ライフプランニング」と呼び、
「ライフプランニング」のうち、経済的なプラン(計画)のことを「フィナンシャル・プランニング」
と呼びます。
以下で、その手法等について見ていきます。
ライフプランニングの手法
一般的には
- ライフイベント表の作成
- キャッシュフロー表の作成
- 個人バランスシートの作成
を行い、将来の予定・希望・資金計画等を可視化していきます。この可視化した計画を見ながら顧客と色々話をするわけですね。
ライフイベント表
顧客本人とその家族の将来の予定や希望(イベント)を時系列に沿って表形式にしたものです。
ざっくりしたライフプランの可視化と、収入・支出等の可視化が目的です。
キャッシュフロー表
現在の収支状況や今後のライフプランを元に将来の収支状況や貯蓄残高を表形式でまとめたものです。
各時点における収支状況や貯蓄残高を可視化することができ、より将来の見通しがわかるということですね。
なお、キャッシュフロー表においては収支の金額を「将来価値」で把握します。
「将来価値」とはそのまま、その将来の時点におけるお金の価値(金額)のことですね。
もう少し詳しく言うと、
例えば現在の100万円と5年後の100万円、現在からみた場合にはこれらは同一の価値ではなく、通常、現在の100万円のほうが価値が高くなります。
なぜなら、
- 仮に現在の100万円を投資等で運用した場合に利息等を得られること
- 一般的には物価変動(インフレ)によって将来の実質的な100万円の価値は低くなる
からですね。
なので、将来の収支を想定する場合には、その時点の価値を見積り、その金額に置き換えなければならない、というわけですね。
「i = 変動率」とすると
- 将来価値 = 現在の金額 × (1 + i)
- 現在価値 = 将来の金額 / (1 + i)
となります!
バランスシート
これは会計でいう「貸借対照表」と同じようなものですね。一定時点の資産と負債の状況を把握するために作成するものです。
日本基準の会計上の貸借対照表とは異なり、資産・負債を時価で評価するのがポイントです。(より現状を把握しやすくなります)
例えば新築マンションなんかは、買った瞬間に価値が1割~2割ぐらいは低下します(売値がそのくらいになる)
企業の場合多少固定資産の価額が異なっていても、規模感によってはそれほど影響がないので許容ですが、マイホームを持っている個人の場合は固定資産の割合がかなり高く、取得価額でBSを作ってしまうと、正しい純資産がいくらかわからなくなってしまうのですね。
そのあたりの状況判断を誤らないためにできる限り時価を把握する必要があるというわけです!
まとめ
顧客のライフプランニングを行うために使用する手法に記載しました。
実務上は各FPが色々アレンジした資料や手法でプランニングを行っているのでしょうが、試験的には一般的な流れや手法をつかんでおけば十分な気がします。
次回はライフプランニングの数字のシミュレーションで使用する係数についてまとめようと思います!
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