個人的に気になったお金に関するニュースを紹介していきます!
実質賃金、9年ぶりの低下幅 2.2%減、2年連続マイナス 23年度
実質賃金が大きくマイナス、かつ2年連続でマイナスだよーという記事です。
記事の元ネタはこれですね。
毎月勤労統計調査 令和5年度分結果確報
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r05/23fr/dl/pdf23fr.pdf
賃金がマイナスというとなんかまずそうな感じがしますよね、、
そもそも実質賃金がマイナスとはどういうことでしょうか。
まず、実質賃金というのは、
「労働者が実際に受け取った給与(名目賃金)から、消費者物価指数に基づく物価変動の影響を差し引いて算出した指数」
のことです。
例えば、昨年度に労働者が受け取った賃金が100円、今年度に労働者が受け取った賃金が110円、1年間の物価の上昇率が3%であるとしましょう。
この例の場合、名目賃金の変化率は
(110 – 100) / 100 = 10%
実質賃金の変化率は
(110 – 100) / 100 – 3 = 7%
となります。
実質賃金がマイナス、ということは、
賃金の上昇率よりも物価の上昇率が大きい(あるいは物価の下落率以上に賃金が下落している)
ということを意味しており、もっと言えば、労働者が使えるお金の量が少なくなっていて生活が苦しくなっている、ということでもあります。
(参考:毎月勤労統計調査 令和5年度分結果確報 より引用)
元資料の数字を見ると、一応名目賃金も伸びてはいますが、それ以上に物価が上昇しているようです。
物価の上昇率は徐々に縮小してきているようですが、賃金が上がらなければやはり庶民としては厳しいところですね。
参考記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/9c836e20eec0ad1680e37a9a06d9899c45c2d3b2
まとめ
令和4年4月以降、24か月連続で実質賃金は下落しています。2年連続で生活が苦しくなっているということです。
マクロの動きに関しては一個人では何ともしようがありませんし、
我々個人としては無駄な支出を抑えるとともに、
- 転職やスキルアップ等で給与を上げる。
- 優良なインデックスファンドをコツコツ購入するなど、堅実な投資を行う。
- 副業や起業を行い給与以外で稼ぐ
などで収入を増やす努力を怠らないようにしたいですね!
コメント